俺! アンド S史!
俺たちは小〜中学時代の同級生!
下校するにはアスレチックを通過しなければならない。
だから俺たちはアスレチックを走り抜けた!
走り抜ける俺! アンド S史!
最初のアスレチックは大したこと無かった。
俺たちの前に立ちはだかる新たなるアスレチック。
山小屋に併設されていて、サラサラヘアーのデブが守護神だ。
地上100メートルはあるだろうか、非常に高度がある。
これはなかなかの難関だぜ。
しかもサラサラヘアーのデブは言葉巧みに俺たちを騙そうとする!
それは天然パーマの俺とS史に対する嫌がらせか!
馬鹿にしやがって!
先にS史がこのアスレチックに挑む。
ちなみにS史は俺より天然パーマが酷い。
まるでバッハのようだ。
バッハS史!
まずはワイヤーからぶら下がる板を攻略しようとするS史。
地上100メートル、落ちたらタダでは済まない。
だが、下校するためには、乗り越える以外に道は無い。
行け! そこだ! やっちまえS史!
「ウワーッ!」
「エ、S史ーッ!」
S史の小さな身体が投げ出されそうになる。
俺は慌ててS史の腕を掴み、S史は九死に一生を得た。
ファイト一発!
一旦、山小屋に戻り、攻略法を相談する俺とS史。
サラサラヘアーのデブはニヤニヤしている。
肥満児が!
「S史よ、取り敢えず、今度は俺が行ってみるわ」
「気を付けて! あの板、マジ危ないよ」
「きっとジャイアンが助けてくれるはず……」
「ジャイアンが……」
「ああ、そんな気がするんだ」
ワイヤーからぶら下がる板に挑む俺。
ここはやはり正攻法しか無い!
流れに逆らわず、板の為すがままに任せるんだ!
レット・イット・ビー!
俺は板に乗った。
ギュイーン。
俺は上手い具合にリフトに乗っている!
まるでスーパーマリオのように!
そして!
俺の視線の向かう先には!
ジャイアンこと剛田武が駆けている!

